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2009年7月

2009年7月29日 (水)

暑気払い

先週の土曜日、東京駅八重洲にて社労士・行政書士の友人とささやかな暑気払いをしました。
その方は私より大きく年が離れているのですが、受験時代に通っていた予備校の合格祝賀会で初めてお会いし、その翌年の事務指定講習でも再会を果たし、以後開業から丸3年間いろいろな形で情報交換し合っている間柄です。
久々の再会でしたが、俎上に載せるのはやはり政治、不景気、それに社労士制度の話など。
特に選挙前と言うことで、政治政党の話には花が咲きました。
おそらくこの夏の暑気払いでもっとも話題に上るテーマの一つが政治でしょう。
特定の政党を支持している人も、そうではない人も今回ほど緊要な話としてとして政治を考える機会はないと思います。
また政治の話と直結しているのが景気・景況感だと思うのですが、都市と地方の格差や、公表されるデータでは「隠されてしまう」労働市場の過酷さや不整合など、いずれも重いテーマだと感じました。
感じたことをすべて言葉にする必要はないのでしょうけど、言葉にして初めて自分の信念に結びつくケースもあるんですよね。
どのような話題であっても言説は大切だと感じます。
そして数日経って思うことは、私もまだまだこれから勉強を重ねて専門領域、すなわち「畑」を作らないといけないなぁという一点。
土曜日の昼下がりのオフィス街、暑気払いと言うよりミーティングのような雰囲気もありましたが、とても有意義な時間を過ごすことができました。

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2009年7月23日 (木)

人事・労務という言葉

社労士の仕事を紹介するキャッチフレーズに「ヒトに関する専門家」という言葉があります。
企業活動に必要な人・物・金の三要素を考えた場合、社労士が関与する領域は人であるという理由からでしょう。
これは間違っていません。
しかし「ヒトに関する専門家」と銘打っても、その意味するところは漠然としています。
心の問題を解決するカウンセラーではありませんし、健康面をサポートする医学的指導ができるわけでもありません。
また従業員の個人的な悩みに対して対面相談できる存在でもないでしょう。
「ヒト」という言葉には多義性があり、その専門家と称しても不得要領な概念になる場合もあると思うのです。
社労士の仕事を教科書的に言えば人事・労務の専門家ということになるのでしょうけど、たとえ硬直的な響きがあっても私はこれらの言葉の方が好きです。
なぜなら職務を明確に伝えることができますし、その明確さが正確さにつながり、結果として信頼が生まれるように思えるからなんですね。
もちろん「ヒト」という言葉に悪意はありませんし、それに難癖を付けるのは言葉狩りになってしまうでしょう。
私も状況に応じて「ヒト」という言葉や概念を用いることはあります。
しかし金や物と同列に扱わないように、すなわちヒトという言葉には金や物とは違って絶対的な定義がないことに慎重になるよう心がけています。
この辺は非常に難しいですね。
誰だって一様に「ヒト」と一括りにされるのは気分が良いものではないでしょうし、違和感も覚えるかも知れません。
人事のエキスパート、労務の専門家・・・
最近はそのようなキャッチフレーズを大切にしたいと考えるようになっています。

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2009年7月16日 (木)

読書

5人の女神があなたを救う! ゼロから会社をつくる方法

著者:平林 亮子,前澤 三恵,藤田 真弓,石井 清香,六波羅 久代

5人の女神があなたを救う! ゼロから会社をつくる方法

なかなか面白かったです。
会社経営のノウハウというより、あくまで「会社を作るときの手続き、注意点」に特化した内容なので実務的な文章になっていますが、経営者として(もしくは経営をサポートする身として)最低限知っておかなければならない事項ばかりなので重宝すると思います。
実務書はややもすると箇条書きの羅列に終始してしまい、著者の個性・経験が薄れてしまう欠点があると思うのですが、欄外のコラムを掲載することで随分と印象が変わりますよね。
内容が専門的であればあるほどコラムに書かれた内容が強く印象に残るものです。
この本ではコラムも生真面目にそして正確に書かれているため、結果として誠意を感じました。
それと分担執筆の場合、前後の内容的なつながりに欠けてしまって一気通読しにくい書物も多いのですが、その辺りもうまく構成されているなぁと感心。
しかもそれぞれが無個性ではなく、執筆者名を見なくても「ああ、これはこの人だな」と分かる筆勢は大切ですね。
良い意味での共同作業になっていると感じました。

今年はあまり読書をしていないのですが、ここに来ていろいろ勉強不足を痛感して書物を渉猟しています。
読書ですべてが得られるわけではありませんが、「きっかけ不足」の状態にあるときは随分と助けられるような気もしています。

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2009年7月10日 (金)

執筆

現在、縁あって近々刊行予定の書籍執筆の仕事をやっております。
偶然頂いたお話だったのですが、引き受けたものの知識不足が祟って当初は右往左往しました。
公共図書館等で事典の類を借りていろいろと復習している状態です。
一度覚えた知識が丸ごと抜けることはないのですが、その知識を組み立てる作業には単純な暗記だけでは通用しない応用力が問われますよね。
特に文章の作成という仕事では弥縫策としての「あんちょこ」だけでは満足のいく内容にまとめられず、全体的な理解が求められることを改めて痛感しています。
いかに分かりやすい文章と正確な文章を両立させるか、技術的な要素も欠かすことはできません。
そうは言っても社労士だから労務に関してなんでもぺらぺら喋ることができる(すらすら書くことができる)ものではなく、分からないところの復習を繰り返すことで絶えず成長していくものなのでしょう。
どの分野でも同じですよね。
執筆活動は今後の営業活動にどうしても加えたい業務の一つです。
上手下手は別として、文章を書くことが好きですし。
最初の第一歩ですがチャレンジ精神で頑張って行きたいです。

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2009年7月 2日 (木)

改ざん

昼間にラジオ番組を聴いていることが多いのですが、今日たまたま付けていた番組で「会社からボーナスを現金で貰ったときは給与明細書を書き換えて少なめの数字にして奥さんに渡している・・」というエピソードを紹介していました。
ボーナスを給与の2.5ヶ月分にするという部分を2.1ヶ月分ということに「改ざん」して、差額をへそくりにしてしまうという微笑ましい話でした。
もちろんこれはラジオのバラエティにおけるこぼれ話であって、その真偽やそのモラルを本気になって責める類のものではないでしょう。
この場合は「改ざん」と言うより、むしろ夫婦間の駆け引きといったニュアンスです。
しかしながら現実に給与明細を勝手に書き換えて保存していたらどうなるのでしょうか?
たとえば改ざんで真っ先に思い出す厚生年金保険の標準報酬月額の問題。
従業員に支払った給与額を実際に支払った額より低額に申請し、保険料の企業負担分を減らす(同時に社保事務所の保険料納付率を上げる)悪質な手口です。
このケースは従業員にとって自衛の方法が非常に困難であると言えます。
社保事務所を訪れたりネットで調べて定期的に自分の標準報酬月額をチェックするのは容易ではないことですし、現実的でもありません。
しかしながら年金受給時になって明らかに改ざんの疑いがあると感じて調べて貰う際には、手元に残した給与明細書が物を言うのです。
いつの時期にどれだけの給与を貰っていたか・・・それを客観的に証明するツールが給与明細書なのです。
ラジオで面白おかしく家庭内のエピソードとして語る分には問題はありませんが、やはり会社から貰った書類書面というのは後々何か起こったときの貴重な判断材料となりますから大切に保管する意識も忘れてはなりませんよね。

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