街角の年金相談センター
今月の月刊社会保険労務士に「新たな年金相談体制の構築について」というトップタイトルで、連合会が厚労大臣に様々な提案を行った様子が掲載されていました。
内容をかいつまんで箇条書きにすると
・対面相談の窓口を拡充する
・街角の年金相談センターを配置して社労士が携わる
・街角の年金相談センターにより年金相談事務所と年金相談センターを管轄する日本年金機構と社労士会の二つの組織が協力し合う
・最終的には街角の年金相談センターの設置により広義の「年金相談業務」を包括的に一つの事業として社労士会が受託・運営する
このような提案だと考えられます。
そしてこの街角の年金相談センター構想の背景には、対面相談の重要性が欠かせないとの認識があるそうです。
すなわちねんきん特別便やねんきん定期便などのような一方的な書類の送付では「痒いところに手が届かない」という問題が浮き彫りになっており、具体的には「見方が分からない」「相談所が混んでいる」「インターネットや電話では満足に回答を得られない」などの苦情が多々あり、フェイス・トゥ・フェイスの対面相談に重きを置く・・・という考えの基に設立されるようです。
これはきわめて理に適った話であると思います。
対面相談と、電話相談・ネット相談の違いは今さら述べるまでもなく全く違った成果を引き出せることになるでしょう。
一方で対面相談の場合はプライバシーの保護にもよりいっそうの注意を払わなくてはなりません。
私の経験上でも、相談の過程に於いて「話が盛り上がり、もしくは話が脱線して」様々な会話が生まれて、その会話の中に思わぬ隙が出来てしまうこともあるのです。
もちろんお互い人間ですから、機械や書類相手とは違って感情で動くケースもあります。
そしてそれは決して悪いことだけではありません。
しかしながら、思わず口が滑った・・・などの軽率だけは強く自戒しないといけませんよね。
社労士会では、今回の街角の年金相談センター設立に向けて「年金マスター」なる研修と認定を行う予定だそうですが、そこに於いても強い倫理意識が求められるような気もします。
年金相談業務が大きな展開を見せていることは確かですし、今後の動きを眺めながらいろいろ考えることも増えそうです。
| 固定リンク | トラックバック (0)

