育児や介護
日本総研の研究による女性就業の問題で、就業率向上の妨げになっている理由が都市部と地方で異なるというレポートが提出されたとのことです。
調査によると「都市部では育児・地方では介護」がそれぞれ主たる原因になっているとか。
家族構成の違いも大きな要因なのでしょう。
核家族化が進んでいる都市部では育児が大きな障壁となっており、逆に地方では三世代同居などによって介護が手枷足枷になってしまっているのかもしれません。
これによって女性が職場から離れる年齢も異なってきており、都市部では育児に時間のかかる20代後半が、また地方では親の介護が必要になってくる40代後半がそれぞれ就業率が低下しています。
このニュースを読んだときに、都市部と地方でここまで明確な数字(と理由)が出てくるものなのだろうか・・・と思いました。
都市部に住んでいて、かつ、育児とも介護とも「無縁で居られる」男性からすると、その実態もよく把握できないというのが正直な感想でしょう。
地域性を斟酌した公的育児支援の拡充や介護サービスの提供がどれほど喫緊の課題になっているのか、実体験として裏打ちされた感想にならないのが世の一般的な男性労働者ではないでしょうか。
感想にならなければ、当然意見も出ません。
すなわちこの問題に対して一番無口なのは男性労働者なのです。
もちろん献身的に育児や介護をされる男性も居ますし、またその意識の変化も昔とは比較にならないほど幅が広くなっているとは思います。
しかし自営業者とは違って企業勤務の場合、会社の理解が得られなければその意識変化の振幅すら旧態依然のまま終わってしまいます。
労働者にとっての育児とは何か?
介護とは何か?
このようなテーマを新人研修の必須課題にすることはできないのでしょうか。
OJTのプログラムの一環で話し合うことはできないものでしょうか。
企業と家庭を対立概念とさせないことが、これからの人事労務担当者の最大のテーマとされるのかも知れません。
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