2009年を振り返って
今年最後の更新です。
ようやく1年が終わったと感じますが、漫ろに振り返ってみると今年もいろいろありました。
中でも夏に行われた総選挙とそれに伴う政権交代は非常にインパクのト大きい出来事でした。
何年、いや何十年先になっても2009年は政権交代の歴史として語られることでしょう。
その結果の善し悪しではなく、それが起こったこと自体が語り種であると感じます。
しかしながら行政の現場レベルではいまだに混乱が続いています。
来年1月には社会保険庁が解体され日本年金機構が発足しますが、一連の動きには政党の思惑によって散々振り回された挙げ句の付け焼き刃的改革という不満を抱かざるを得ません。
民主党政権になっても抜本的な改革は未だ着手されていないと見るべきでしょう。
政権交代は確かに今年最大のキーワードですが、そのキーワードを使って何を読み解けばいいのか、現場レベルでは五里霧中です。
すっきりしませんよね。
このような1年を振り返って思い浮かんだ言葉は「紅旗征戎吾が事に非ず」という藤原定家の言葉です。
世の乱れや変革に我は一切関知せず・・・と後ろ向きな意味に解釈されがちですが、そうではなくて、むしろ為政者の勝手気ままに振り回されるのであるならば、それに背を向ける覚悟を持って各自の仕事に没頭する「個の自覚と実践」のスローガンとしてこの言葉を引用したい。
そのような気持ちがふつふつと沸いてきます。
ちなみにこの言葉は定家19歳の志操とされ、多くの現代人を刺激してきました。
実際は晩年の言葉であるとするのが定説ですが、そうであるならばなおいっそうの深みを感じます。
我々は定家のように孤高を誇る歌人ではありませんが、つまらない妥協を強いられるのであれば「吾が事に非ず」と突っぱねる意気込みくらいは持ちたい。
年の瀬にぼんやりとそのようなことを考えています。
話が抽象的になってしまいましたが、今年も様々な人の支えを頂きました。
人の縁は何よりも大切ですね。
一方的に縁に預かっているだけではなく、自身も自身を他者の縁にしているのかも知れないと気づかされます。
月並みな表現ですが、持ちつ持たれつの関係が大切だと言うことなのでしょう。
来年が今年よりももっといい年になるように願います。
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