市民相談
水曜日に市民相談を担当してきました。
当日は一名の予約があり、内容は労使関係の少し複雑なトラブルでした。
幸い労務に詳しい社労士が同席していたため、相談に対する回答の半分以上をその方に任せる形にしたのですが、相談者の話される内容を頭でしっかりと理解できていても、それに対してズバリ解決できる答えをなかなか提案できないものだなと歯痒い思いをしました。
それは知識不足という面もあるのかもしれませんが、それ以上に「法律上ではこうだけど、法律上ですべてを理解してしまって、それに基づいた行動を取ることがはたしてベストなのだろうか」と考えることがあるからなのですね。
いわゆる同族会社のような職場で長年のよしみで雇用されているような労使関係においては、法でどうのこうのという話以前に、人間関係によって築き上げられた双方合意のルールのようなものが存在します。
普段はそれ自体が問題になることはないのでしょうけど、ひとたび事が複雑になった時に解決の障壁となるのがこれらの「暗黙のルール」「不文律」なのではないでしょうか。
法律は刃物のような切れ味を有していますが、その切り込みがベストな解決につながるのか、もしかしたら法律を持ち出すことなく解決に近づけることの方がクレバーなのではないだろうかと考えさせられます。
社労士が法律を扱う仕事だけではないと言われる所以がここにあるような気がします。
年金より労務相談においてこのような感触は顕著ですね。
勉強になりました。
| 固定リンク | トラックバック (0)
